お知らせ

お知らせ

田村功一主任教授が、読売新聞記事の「国内1330万人の国民病である慢性腎臓病(CKD)に対する初の治療薬承認」においてコメントしています

2021.10.19
腎臓の機能が徐々に落ちていく「慢性腎臓病(CKD)」は、糖尿病、高血圧、慢性腎炎(糸球体腎炎・間質性腎炎)、多発性嚢胞腎、などが原因となって発症・進行する疾患であり、国内でも成人の8人に1人が患者とされ、「国民病」とも言われています。
これまで「慢性腎臓病(CKD)」を適応症とする治療薬はありませんでしたが、今年8月、「慢性腎臓病(CKD)」の治療薬が厚生労働省から初めて承認されました。
早めに投与することで、重症化を防ぐ効果が期待されています。
このことを特集した記事『国内1330万人の国民病「慢性腎臓病(CKD)」に初の治療薬承認…腎機能悪化や死亡のリスク下げる』が読売新聞に掲載され、田村功一主任教授がコメントしています。

WEBサイト:
(読売新聞: ヨミドクター/yomiDr.): https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20211004-OYTET50008/
(Yahoo ニュース): https://news.yahoo.co.jp/articles/91df37534a73fa523f006df9001465aeb4adcf3b

2021年10月26日 火曜日 横浜市立大学附属病院第4回CKD病診連携WEBセミナー(フォーカス:多発性嚢胞腎の診断と治療)

2021.10.14
<横浜市立大学附属病院第4回CKD病診連携WEBセミナー(フォーカス:多発性嚢胞腎の診断と治療)>

開催日時:10月26日(火) 19:00~20:00

開催形態:ZOOM
https://zoom.us/webinar/register/WN_nxGEqO60Q6245Y8R9wpEZA



<プログラム>
19:00~19:10 情報提供
「当院の地域連携について」患者サポートセンター 地域連携課

19:10~19:20 開会の辞
腎臓・高血圧内科 主任教授・部長 田村功一 医師

19:20~20:00 講演
座長:千葉内科・消化器科 院長 千葉 英子 先生

演題:「多発性嚢胞腎の診断と治療アップデート
      ~当院における嚢胞腎外来の実際~ 」
演者:腎臓・高血圧内科准教授・部長補佐 涌井広道 医師

主催: 横浜市立大学附属病院・大塚製薬株式会社




お問合せ先:
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│ 公立大学法人横浜市立大学附属病院
│ 地域連携課 地域連携担当
■───────────────────────────
│ 〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
│ TEL: 045-787-2800(代表) TEL: 045-787-2887(直通)
│ 
│ URL: https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/
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田村功一主任教授が参加した大規模リアルワールドデータにてSGLT2阻害薬の腎保護における新知見を証明 ― 腎臓学会主導の包括的データベース(J-CKD-DB)を構築し検証 ―

2021.10.01
横浜市立大学附属病院 次世代臨床研究センター 矢野 裕一朗准教授、同大学 循環器・腎臓・高血圧内科学 田村 功一主任教授、川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学教室 柏原 直樹教授、長洲 一准教授らの研究グループは、SGLT2(Sodium/glucose cotransporter 2)阻害薬1)の腎保護効果について、慢性腎臓病患者包括的縦断データベース(J-CKD-DB-Ex)を活用し、リアルワールドデータ解析による新たなエビデンス構築を行いました。
SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として臨床で使用されています。
複数のランダム化比較試験2)において、血糖降下作用とは独立した腎保護効果が報告されてきましたが、従来の臨床研究では、蛋白尿があるなど特定の背景を有する患者における有用性を示すものでした。
本研究においては、SGLT2阻害薬投与開始時の蛋白尿やレニン・アンジオテンシン系阻害薬の使用の有無、薬剤を投与する前の腎機能の変化とは関係なく、腎保護効果を認めることを新たに見出しました。
本研究成果は、Diabetes Care誌に論文が掲載されました。

日本腎臓学会と日本医療情報学会では,厚生労働省臨床効果データベース及び臨床研究等 ICT 基盤構築研究事業「腎臓病データベースの拡充・連携強化と包括的データベースの構築(研究代表:日本腎臓学会理事長 柏原直樹)」として包括的慢性腎臓病データベース(the Japan Chronic Kidney Disease Database: J-CKD-DB及びJ-CKD-DB-Ex)の構築に着手しています。
全国 20 数大学の参画を得て、慢性腎臓病患者例を自動抽出するアルゴリズムを構築し、電子カルテから SS-MIX2を活用して直接データを収集しました。
SS-MIX2は厚生労働省が推進する医療情報の電子化・標準化に向けた事業活動の一環であり、電子カルテ情報から自動収集するデータベースを活用することにより、研究者への負荷が極めて小さくなり、大量のデータ(検査値、使用薬剤・量、患者基本情報)を収集することが可能なシステムです。
現時点で14万人を超えるJ-CKD-DB-Exを構築しています。
HP: http://j-ckd-db.jp

雑誌名:
Diabetes Care 2021;44:1–10
(日本時間 10月1日(金)10時、米国東部標準時間9月30日(木)21時に掲載予定)

論文タイトル:
Kidney outcomes associated with SGLT2 inhibitors versus other glucose-lowering drugs in real-world clinical practice: The Japan Chronic Kidney Disease Database

DOI番号:
https://care.diabetesjournals.org/lookup/doi/10.2337/dc21-1081
横浜市立大学プレスリリース:
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2021/20210930yano.html
AMEDプレスリリース:
https://www.amed.go.jp/news/release_20211001-02.htmls
関連リンク:
AMED 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業
https://www.amed.go.jp/program/list/15/01/011.html

2021年9月30日木曜日 横浜市立大学附属病院第3回CKD病診連携WEBセミナー(フォーカス:慢性腎臓病治療薬としてのSGLT2阻害薬) 開催のお知らせ(19時-20時10分)

2021.09.14
<横浜市立大学附属病院第3回CKD病診連携WEBセミナー(フォーカス:慢性腎臓病治療薬としてのSGLT2阻害薬)>
開催日時:9月30日(木) 19:00~20:10
開催形態:ZOOMウェビナー オンライン開催

参加登録URL:
https://astrazeneca.zoom.us/meeting/register/tJIucuyprz4rHtKbhsQ1t4gMupUPo_kdzyI-


<プログラム>
■ 総合司会
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 主任教授・部長
田村 功一

■ 『当院の地域連携について』
横浜市立大学附属病院 患者サポートセンター 地域連携課

■ 『神奈川県における慢性腎臓病に対する取り組み』
神奈川県健康医療局保険医療部 がん・疾病対策課 

■ 『当院におけるCKD診療〜SGLT2阻害薬への期待〜』
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 助教
金口 翔

主催: 横浜市立大学附属病院・アストラゼネカ株式会社・小野薬品株式会社

後援:神奈川県

お問合せ先:
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│ 公立大学法人横浜市立大学附属病院
│ 地域連携課 地域連携担当
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│ 〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
│ TEL: 045-787-2800(代表) TEL: 045-787-2887(直通)
│ 
│ URL: https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/
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循環器・腎臓・高血圧内科学の塚本俊一郎医師らの研究成果が、Scientific Reports誌に掲載されました!

2021.08.23
循環器・腎臓・高血圧内科学の塚本俊一郎医師(大学院生)、涌井広道准教授、金口翔助教、小豆島健護助教、田村功一主任教授ら(GR)は、慢性腎臓病病態でのCOVID-19感染のターゲットであるACE2発現に関する研究成果をScientific Reports誌に発表しました。

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2は宿主の気道や肺などに発現しているACE2蛋白に結合することで感染します。
そのため病態によるACE2の発現量の変化は感染のリスクにつながる可能性が示唆されています。
研究グループは慢性腎臓病(CKD)病態において肺などのACE2発現がどのように変化するのかをCKDモデルマウスを用いて検証しました。
その結果、高血圧の有無に関わらず、CKDの病態だけでは肺のACE2発現に大きな変化を与えないことが分かりました。
また、ACE2は高血圧治療薬の一つであるRAS阻害薬で発現が増える可能性が指摘されており、この治療がCOVID-19感染のリスクになるかどうかも議論されています。
今回、CKD病態に加えてRAS阻害薬の一つであるオルメサルタンについてACE2発現に与える影響を検証しましたが、肺などのACE2発現を増加させることはありませんでした。
本研究の結果は高血圧を伴うCKDの患者さんでも安心してRAS阻害薬による治療を継続できることを支持するものであると考えられます。

掲載論文:Tissue-specific expression of the SARS-CoV-2 receptor, angiotensin-converting enzyme 2, in mouse models of chronic kidney disease. Tsukamoto S, Wakui H, Azushima K, Yamaji T, Urate S, Suzuki T, Abe E, Tanaka S, Taguchi S, Yamada T, Kinguchi S, Kamimura D, Yamashita A, Sano D, Nakano M, Hashimoto T, Tamura K. Sci Rep. 2021 Aug 19;11(1):16843.

掲載ページ: Tissue-specific expression of the SARS-CoV-2 receptor, angiotensin-converting enzyme 2, in mouse models of chronic kidney disease | Scientific Reports (nature.com)

田村功一主任教授が「腎と透析 特集:透析医療と災害対策」において『COVID—19と透析医療:日本腎臓病協会(JKA)との連携による神奈川県での腎臓病対策と神奈川モデル透析版KINTONE体制』を紹介

2021.08.16
東京医学社刊行「腎と透析91巻2号(8月号)特集:透析医療と災害対策」において、田村功一主任教授が『COVID—19と透析医療:日本腎臓病協会(JKA)との連携による神奈川県での腎臓病対策と神奈川モデル透析版KINTONE体制』を執筆しました。
国内では2020年2月、横浜港でのクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号アウトブレイクから始まり、自然災害、緊急事態という点では震災と同様の新型コロナ感染症(COVID-19)の蔓延が依然として続いている状況です。
ただし、COVID-19対応を災害対応の観点からみた場合、地震や津波などの通常型災害の場合と比較し、透析中COVID-19患者への対応については、透析を行う場所・ベッドを確保すれば済むというレベルではなく、重症化した場合の対応・治療に加えて、高レベルでの感染予防・クラスター発生予防が求められるという点が最大の違いであり、この相違が、透析中COVID-19患者への対応における大きな課題となっています。
神奈川県ではCOVID-19全般への対応として、地域との連携・協力のもと、医療崩壊を防ぐための現場起点の医療体制「神奈川モデル・ハイブリッド版」の体制整備が進められている。
その中で、透析中COVID-19患者への対応向上のために、県内4ブロックに基幹となる調整機関を置き、各基幹調整機関の腎臓・透析専門医がコーディネーターとして行政と随時連携し、入院調整を行う体制(神奈川モデル-ハイブリッドCOVID-19透析版KINTONE体制)を構築しています。
横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科では、神奈川県での「透析コロナ患者受入医療機関」の体制(神奈川モデル-ハイブリッドCOVID-19透析版KINTONE体制)の構築、および神奈川モデル-ハイブリッドCOVID-19透析版KINTONE 調整機関コーディネーターとしての参加を通じて、COVID-19パンデミックにおける透析患者さんの安全・安心の医療のために鋭意協力しています。

(参考1)東京医学社刊行『腎と透析』Web site:
https://www.tokyo-igakusha.co.jp/f/b/index/zc01/3/oa_table/b_z_top.html

(参考2)神奈川県 透析患者のいのちを守る「透析コロナ患者受入医療機関」の整備について(下図):
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/hybrid_20200609.html

2021年8月24日火曜日 横浜市立大学附属病院CKD病診連携WEBセミナー(今回のフォーカス:腎性貧血)の開催のお知らせ(19時-20時)

2021.07.20
<横浜市立大学附属病院CKD病診連携WEBセミナー(今回のフォーカス:腎性貧血)>
開催日時:8月24日(火) 19:00~20:00
開催形態:ZOOMウェビナー オンライン開催

参加登録URL:
https://zoom.us/webinar/register/WN_YLykg9uyTmKqiGsKCNC20w


<プログラム>
■ 総合司会
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 准教授・部長補佐
涌井広道

■ 開会の辞
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 主任教授・部長
田村功一

■ 『当院の医療連携について』
横浜市立大学附属病院 患者サポートセンター 地域連携課

■ 『慢性腎臓病(CKD)包括的治療~腎性貧血を中心に~』
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 助教
小豆島健護

主催: 横浜市立大学附属病院・協和キリン株式会社



お問合せ先:
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│ 公立大学法人横浜市立大学附属病院
│ 地域連携課 地域連携担当
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│ 〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
│ TEL: 045-787-2800(代表) TEL: 045-787-2887(直通)
│ 
│ URL: https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/
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2021年7月13日火曜日 横浜市立大学附属病院CKD病診連携WEBセミナー 開催のお知らせ(19時-20時)

2021.07.12
<横浜市立大学附属病院CKD病診連携WEBセミナー>
開催日時:7月13日(火) 19:00~20:10
開催形態:ZOOMオンライン講演会

【事前登録用URL】
https://astrazeneca.zoom.us/meeting/register/tJElf-GvqTkpGt150DQh2FCnKVRgGbJdqbES


<プログラム>
■ 『当院の地域連携について』
横浜市立大学附属病院 患者サポートセンター 地域連携課

■ 開会の辞
田村 功一
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 主任教授

■ 『当院における CKD 診療と電解質管理』
金岡 知彦
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 診療講師

主催: 横浜市立大学附属病院・アストラゼネカ株式会社

お問合せ先:
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│ 公立大学法人横浜市立大学附属病院
│ 地域連携課 地域連携担当
■───────────────────────────
│ 〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
│ TEL: 045-787-2800(代表) TEL: 045-787-2887(直通)
│ 
│ URL: https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/
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循環器・腎臓・高血圧内科学の川井有紀医師らの研究成果が、Journal of Pharmacological Sciences誌に掲載されました!

2021.06.29
循環器・腎臓・高血圧内科学の川井有紀医師、戸谷義幸准教授(附属病院血液浄化センター長)、涌井広道准教授、藤川哲也客員准教授、田村功一主任教授らは、血液透析患者の腎性貧血治療における赤血球造血刺激因子製剤の投与間隔と鉄補充療法の併用に関する研究成果をJournal of Pharmacological Sciences誌に発表しました。

研究グループはこれまで医療法人社団厚済会との共同研究により、腎性貧血を有する血液透析患者を対象に、長時間作用型赤血球造血因子製剤であるCERA(continuous erythropoietin receptor activator)の週1回投与と2週間に1回投与の投与間隔の違いに関するランダム化比較試験を実施しました。
その結果、CERAの週1回投与は2週間に1回投与と比較して、総投与量には差がなく、目標ヘモグロビン値を維持できたことを報告しています。
(Kawai Y, et al. J Clin Hypertens (Greenwich). 2021)
今回はそのpost hoc解析を実施しました。
研究期間中、フェリチン値に応じて鉄補充療法を実施した群(n=40)と実施しなかった群(n=67)に分かれました。

鉄補充療法群では、週1回投与の方が2週に1回と比較して総投与量が低い傾向にありました(274±274 vs 381±223 µg/12 weeks,P=0.051)。
さらに、鉄補充療法群で週1回の方がCERA投与2週間後もヘプシジンを低く維持したことから、鉄欠乏の血液透析患者において鉄補充と週1回のCERA投与の併用が効率的な造血につながる可能性が明らかになりました。

掲載論文:Potential effective treatment of shortening continuous erythropoietin receptor activator treatment interval combined with iron supplementation in hemodialysis patients. Yuki Kawai, Yoshiyuki Toya, Hiromichi Wakui, Tetsuya Fujikawa, Eiko Ueda, Kengo Azushima, Hiroshi Mitsuhashi, Tomoyuki Kawano, Tadashi Kuji, Satoshi Yamaguchi, Toshimasa Ohnishi, Kouichi Tamura. Journal of Pharmacological Sciences 147 (2021) 118-125

*本研究は医療法人社団厚済会との共同により、特定臨床研究として実施されました。

第64回日本腎臓学会学術総会において循環器・腎臓・高血圧内科学教室(腎臓・高血圧G)から、企業共催セミナー1演題、一般演題5演題の合計6演題の講演・発表がありました

2021.06.20
第64回日本腎臓学会学術総会が『未来へ架ける腎臓病~新たなるステージへ~』をテーマにして、会期 2021年 6月18日(金曜日)~20日(日曜日);会場 パシフィコ横浜 ノース にてハイブリッド開催されました [総会長 山縣邦弘先生(筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学教授);プログラム委員長 深川雅史先生(東海大学医学部腎内分泌代謝内科 教授)] 。

循環器・腎臓・高血圧内科学教室(腎臓・高血圧G)からは、企業共催セミナー1演題、一般演題5演題(口演2演題、ポスター3演題)の合計6演題の講演・発表がありました。

なお、2021年7月21日(水)~8月4日(水)に行われますオンデマンド配信視聴用の学会参加登録期間は2021年6月14日(月)~7月9日(金)ですので、もしまだの先生がおられましたら、是非ご登録ください!
(以下、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の先生方の講演・発表・座長)

1)講演
・企業共催セミナー
心腎連関を考慮したこれからの高血圧・糖尿病治療戦略
田村 功一(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

2)発表
・腎線維化(口演)
アリストロキア酸腎症モデルマウスに対するTNF-α阻害による腎線維化抑制効果の検討
田口 慎也(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・DKD(臨床)(口演)
SGLT2阻害薬併用時のGLP1受容体アゴニストによる腎への影響
小林 一雄(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・DKD(臨床)1(ポスター)
Na摂取量とDKDに対するSGLT2阻害薬の効果との関連性
金口 翔(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・尿細管・間質・その他(ポスター)
ヒト不死化近位尿細管細胞株やマウス腎皮質における長寿遺伝子SIRT1 mRNAの翻訳制御による発現調節機構の解明
安部 えりこ(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・病態解明(ポスター)
CKDモデルマウスにおける腎および肺ACE2発現量の検討
塚本 俊一郎(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・骨ミネラル代謝(ポスター)
血液透析患者における骨密度低下の割合と関連因子の検討
畠山 萌枝(横浜市⽴⼤学附属市⺠総合医療センター腎臓・⾼⾎圧内科)

・水電解質・酸塩基平衡(臨床)(ポスター)
慢性腎臓病におけるトルバプタンの効果についてのランダム化比較試験
古宮 士朗(横浜市⽴⼤学附属市⺠総合医療センター腎臓・⾼⾎圧内科)

・高血圧・心血管系1(ポスター)
原発性アルドステロン症における内臓脂肪組織量・皮下脂肪組織量比と腎機能障害
土師 達也(横浜市⽴⼤学附属市⺠総合医療センター腎臓・⾼⾎圧内科)

3)座長、コーディネーター
・シンポジウム16
超高齢化社会における腎硬化症に対する戦略的アプローチ: 今、密かに増加中の腎硬化症にどう対応すべきか?
田村 功一(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・企業共催セミナー
医師が行う腎代替療法選択の実践
田村 功一(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

・⾼⾎圧・⼼⾎管系1(ポスター)
涌井 広道(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

写真(上):田村功一主任教授、写真(下):田口慎也大学院生

第64回日本腎臓学会学術総会WEBサイト:http://jsn64.umin.jp/index.html


循環器・腎臓・高血圧内科学教室客員講師の石井健夫医師の症例報告が、CEN Case Report誌に掲載されました!

2021.06.17
CEN Case Rep doi: 10.1007/s13730-021-00605-x. Online ahead of print.
Switching from lipoprotein apheresis to evolocumab in FH siblings on hemodialysis: case reports and discussion
Takeo Ishii, Masatsune Ogura, Haruka Nakamori, Mika Hori, Mariko Harada-Shiba, Kouichi Tamura, Kunio Oyama

掲載ページ:https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs13730-021-00605-x

動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクが高い家族性高コレステロール血症(FH)に末期腎不全/血液透析が合併した2症例(兄弟)を経験した。
透析症例ではスタチンの用量設定が低いために十分なLDL-C低下治療を実施できないという問題点があり、日本動脈硬化学会ガイドラインのLDL-C管理目標値の70 mg/dL未満の達成は困難である。
2症例ともに二次予防患者であり、アフェレシス治療が必要であった。
遺伝子検査を実施してみるとLDL受容体の遺伝子変異 (splicing error 1846-1 G>A In13)を有するヘテロ接合体であった。
PCSK9阻害薬が有効と考え、使用したところ2例とも著効し、LDLアフェレシスを離脱した。
現在までのところ、冠動脈疾患の再発を含めて有害事象は起きておらず、遺伝子検査は治療選択や治療効果の予測に役立った。
CKD患者におけるスタチン治療は維持透析患者では効果は限定的だが最近、FOURIERとODYSSEYのサブ解析でCKD患者に対するPCSK9阻害薬の効果が報告され(J Am Coll Cardiol. 2019 Jun 18;73(23):2961-2970. Atherosclerosis. 2019 Jul 12;288:85-93.)、今回我々も透析患者においてもPCSK9阻害薬を用いたさらなるLDL-C低下治療の必要性を報告し、FHの診断率の向上とLDL-C低下治療の進歩により予後の改善が見込まれる。

講座クローズアップ-横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室:心血管腎臓病を制御し健康寿命の向上に貢献(医事新報社取材記事掲載)

2021.06.07
九州医事新報社による講座クローズアップ(2021年5月号 / インタビュー関東版:2021-05-20発行)において、当教室の紹介と田村功一主任教授のインタビュー記事が掲載されました。
田村功一主任教授が率いる横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室では、「ともにめざそう!〝心血管腎臓病〟病態連関制御を通じたFrom molecules to the whole body, and to the Society 実現のための横浜・神奈川発のエビデンス創出」をテーマに、臨床や研究に取り組んでいる。
教室の理念について-
 「門戸開放」、「研究重視」、地域貢献重点の「患者第一」を掲げています。
「門戸開放」は、1853年に黒船が神奈川に来航した歴史に由来します。
当教室は北海道から沖縄まで、全国の大学から多くの人材を受け入れており、メンバー同士が刺激し合い、日々切磋琢磨(せっさたくま)しています。
詳細は是非下記WEBサイトにてご覧ください!

講座クローズアップ/ 2021年5月号 / インタビュー関東版 WEB:
https://k-ijishinpo.jp/article/202105yokohamashiritsudai/

2021年5月27日に開催された日本腎臓病協会(JKA)・日本ベーリンガーインゲルハイム共同研究事業会議に田村功一主任教授が参加しました

2021.06.01
田村功一主任教授は、日本腎臓学会理事、日本腎臓病協会(JKA)・慢性腎臓病対策部会(J-CKDI)神奈川県代表を務めており、今後も、日本腎臓学会、日本腎臓病協会(JKA)、神奈川県、横浜市との密接な連携のもとに慢性腎臓病(CKD)啓発事業を含めた包括的なCKD対策の推進に積極的に協力していきます。

このたび、日本腎臓病協会(JKA)と日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社が、本年3月1日から4月末日までの応募期間で募集していた日本腎臓病協会・ベーリンガーインゲルハイム共同研究事業の助成金交付対象者が、日本腎臓病協会の選考委員会において決定されました。

そして、2021年5月27日に開催された選考結果報告会議(日内会館、WEB)には、日本腎臓学会/日本腎臓病協会側からは、日本腎臓学会/日本腎臓病協会 理事長 柏原直樹 教授(川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学)、日本腎臓学会 特別顧問/日本腎臓病協会 理事 南学正臣 教授(東京大学 腎臓内科学/内分泌病態学分野)、日本腎臓学会 監事/選考委員長 岡田浩一 教授(埼玉医科大学 腎臓内科学)、日本腎臓学会 理事 田村功一 教授(横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学)、日本腎臓学会 幹事長 西山 成 教授(香川大学 薬理学)、日本腎臓病協会 中川利文 事務局長が出席しました。

写真1:

[スーツを着た男性のコラージュ 中程度の精度で自動的に生成された説明]

日本腎臓病協会の理事長であり、本共同研究事業の選考委員である、柏原直樹先生は、次のように述べています。
「腎臓病領域における革新的な研究を促進し、腎臓病治療の発展に寄与するという、本共同研究事業の目的に沿う質の高い応募が多数寄せられました。
この度、選出された研究だけでなく、応募されたすべての研究が、腎臓病治療のブレークスルーとなり、腎臓病治療の課題を克服することにつながるよう、大いに期待しています」

写真2:

2021年5月27日に開催された選考結果報告会議(日内会館およびWEB)日本腎臓病協会 柏原理事長(左)、採択研究一覧(右)、会議参加者(下一覧)

[グラフィカル ユーザー インターフェイス, Web サイト 自動的に生成された説明]

WEB サイト:
・日本ベーリンガーインゲルハイムプレスリリース: 日本腎臓病協会・日本ベーリンガーインゲルハイム共同研究事業 腎臓病領域における革新的な研究を支援する助成金交付対象者決定 | boehringer-ingelheim.jp https://www.boehringer-ingelheim.jp/press-release/20210528_01
・日本腎臓病協会KRI-J:共同研究事業 | KRI-Jイベント情報&レポート | KRI-Jについて | NPO法人 日本腎臓病協会 (j-ka.or.jp) https://j-ka.or.jp/krij/event/project-02.php
・時事メディカル掲載記事: https://medical.jiji.com/topics/2156

涌井広道准教授が日本腎臓病協会・日本ベーリンガーインゲルハイム共同研究事業の助成金交付者に選出されました

2021.05.31
日本腎臓病協会は、事業の一つとしてアカデミアと関連企業、行政等が連携しうるプラットフォームとして「Kidney Research Initiative-Japan(KRI-J)」を構築しています。
今回、KRI-Jと日本ベーリンガーインゲルハイムとの共同研究事業として、55歳以下を対象に、腎臓病治療の発展に寄与する革新的な研究が公募されました。
そして、選考委員会による厳正な審査・選考の結果、涌井広道准教授が助成金交付対象者に選出されました。

日本ベーリンガーインゲルハイムプレスリリース: 日本腎臓病協会・日本ベーリンガーインゲルハイム共同研究事業 腎臓病領域における革新的な研究を支援する助成金交付対象者決定 |
boehringer-ingelheim.jphttps://www.boehringer-ingelheim.jp/press-release/20210528_01
日本腎臓病協会KRI-J:共同研究事業 | KRI-Jイベント情報&レポート | KRI-Jについて | NPO法人 日本腎臓病協会 (j-ka.or.jp)https://j-ka.or.jp/krij/event/project-02.php

横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科 土師達也 大学院生らゲノムGが、AMED-JRAS研究(研究分担者 田村功一主任教授)により、原発性アルドステロン症での心血管病リスク低減のための早期治療介入の重要性について欧州動脈硬化学会誌 Atherosclerosisに発表!

2021.05.24
原発性アルドステロン症は副腎からの自律性のアルドステロン分泌によって二次性高血圧を呈し、一般の本態性高血圧よりも臓器傷害のリスクが高い疾患です。
治療法としてはミネラルコルチコイド受容体拮抗薬や副腎摘出術が推奨されています。
当教室では、田村功一主任教授が分担研究者となって、日本医療研究開発機構(AMED)事業(難治性疾患実用化研究事業)としての「難治性副腎疾患の診療に直結するエビデンス創出研究(Japan Rare/Intractable Adrenal Diseases Study: AMED-JRAS研究、研究代表者:武田総合病院 内分泌センター/内分泌内科 成瀬光栄先生)」(Web: http://www.adrenal.jp)を推進しています。
今回、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の土師達也大学院生、平和伸仁准教授(横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科: ゲノムG)、矢野裕一朗准教授(横浜市立大学附属病院 次世代臨床研究センター Y-NEXT)、田村功一主任教授らは、1) 治療前のアルドステロン・レニン比、2) 治療後の脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)、3) 高血圧罹病期間、の3つの要因が治療開始後の複合心血管イベントリスクであることを示しました。
これらの結果は、原発性アルドステロン症に対する治療を行ったのちも、すでに動脈硬化が進行している場合には、治療後も高い心血管病リスクが残存することを窺わせ、原発性アルドステロン症に対する早期治療介入の必要性を示すものです。
本研究成果は、欧州動脈硬化学会誌 Atherosclerosisに掲載されました(下記)。

掲載論文:
Haze T, Hirawa N, Yano Y, Tamura K, Kurihara I, Kobayashi H, Tsuiki M, Ichijo T, Wada N, Katabami T, Yamamoto K, Oki K, Inagaki N, Okamura S, Kai T, Izawa S, Yamada M, Chiba Y, Tanabe A, Naruse M. Association of aldosterone and blood pressure with the risk for cardiovascular events after treatments in primary aldosteronism. Atherosclerosis 2021; 324: 84–90.
掲載論文サイト:
https://www.atherosclerosis-journal.com/article/S0021-9150(21)00154-4/fulltext
※本研究は、大規模多施設共同観察研究である「AMED難治性副腎疾患の診療に直結するエビデンス創出 (AMED-JRAS研究)」として実施され、日本医療研究開発機構 (AMED) 難治性疾患実用化研究事業研究費、国立国際医療研究センター(国際医療開発研究費)、厚生労働省(難治性疾患政策研究事業研究費による研究助成を受けて行われました。

第100回神奈川腎研究会(「腎臓病克服への挑戦-新規薬物療法の登場と日本腎臓病協会の取り組み-」 柏原直樹 先生 ご講演予定; 当番世話人 田村功一 主任教授)のご案内(ハイブリッド開催: 2021年5月29日(土)午後12時30分〜)

2021.05.24
2021年5月29日(土)午後12時30分〜 神奈川県総合医療会館7階ホールにおきまして開催されます第100回神奈川腎研究会のご案内(ハイブリッド開催:現地開催およびライブ配信+オンデマンド配信)』のご案内です。

一般講演の他、会の後半(午後4時50分頃)には、厚生労働省 健康局 難病対策課 がん・疾病対策課併任 課長補佐 谷口倫子 先生からのご挨拶もいただきます。

さらに、特別講演では、
「腎臓病克服への挑戦-新規薬物療法の登場と日本腎臓病協会の取り組み-」
川崎医科大学腎臓・高血圧内科学講座主任教授/日本腎臓学会理事長/日本腎臓病協会(JKA)理事長 柏原 直樹 先生

にご講演いただきます。

今回の記念すべき第100回神奈川腎研究会は、田村功一主任教授が当番世話人を務めますので、ぜひご参加・ご視聴ください。
どうぞよろしくお願いします。

第100回神奈川腎研究会のご案内(ハイブリッド開催:現地開催およびライブ配信+オンデマンド配信)

WEB site: https://kanagawajin-kenkyukai.com/2021/04/08/d100-meeting2/
日時:
2021年5月29日(土)午後12時30分〜

開催形式:
ハイブリッド開催:現地開催およびライブ配信+オンデマンド配信)

当番世話人:
田村 功一 (横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学)

現地会場:
神奈川県総合医療会館7階ホール
横浜市中区富士見町3-1 TEL:045-241-7000
– JR関内駅より 徒歩10分
– 地下鉄伊勢佐木長者町より徒歩3分

WEB site: https://kanagawa-med.or.jp/access/
特別講演:
「腎臓病克服への挑戦-新規薬物療法の登場と日本腎臓病協会の取り組み-」
川崎医科大学腎臓・高血圧内科学講座主任教授/日本腎臓学会理事長/
日本腎臓病協会(JKA)理事長 柏原 直樹先生

お問合せ先:
〒213-8587 川崎市高津区梶ヶ谷1−3−1
虎の門病院分院腎センター 神奈川腎研究会事務局

Tel:044-877-5111(代表)
Fax:044-877-5333

第100回神奈川腎研究会
当番世話人:田村 功一
(横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)

循環器・腎臓・高血圧内科学教室の畝田一司医師、川井有紀医師らの研究が、Scientific Reports誌に掲載されました!

2021.05.15
循環器・腎臓・高血圧内科学教室の畝田一司医師、川井有紀医師らの研究が、Scientific Reports誌に掲載されました!

Kazushi Uneda, Yuki Kawai, Takayuki Yamada, Sho Kinguchi, Kengo Azushima, Tomohiko Kanaoka, Yoshiyuki Toya, Hiromichi Wakui, Kouichi Tamura. Systematic review and meta-analysis for prevention of cardiovascular complications using GLP-1 receptor agonists and SGLT-2 inhibitors in obese diabetic patients. Sci Rep 11: 10166, 2021.

掲載ページ:https://www.nature.com/articles/s41598-021-89620-7
糖尿病診療において肥満の合併は重要です。
今回、畝田一司、川井有紀医師ら(GR)は、糖尿病治療薬であるSGLT-2阻害薬 (Sodium-glucose cotransporter 2 inhibitors)とGLP-1受容体作動薬 (Glucagon-like peptide-1 receptor agonists)がもたらす心血管疾患のイベント抑制効果について、肥満の有無で比較するネットワークメタアナリシスを行いました。
その結果、SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の統計学的な優劣は示されませんでしたが、GLP-1受容体作動薬はプラセボとの比較においてMACE(Major adverse cardiovascular events)のリスクを有意に低減することが明らかになりました。

※本研究は、横浜市立大学かもめプロジェクト、公益財団法人上原記念生命科学財団、公益財団法人 ソルト・サイエンス研究財団などによる研究助成、日本学術振興会の研究補助金を受けて行われました。

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR)の大学院生 矢崎裕大さんが修士(医科学)の学位を受領

2021.04.26
当教室の大学院生(修士課程)矢崎裕大さんが本学の学位審査にみごと合格し、修士(医科学)の学位を受領しました。
矢崎さんは2019年4月に他大学から本学の医学研究科 医科学専攻 修士課程に入学され、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の大学院生として田村功一主任教授、涌井広道講師、小豆島健護助教、大学院生の田口慎也医師の指導のもと2年間研究に取り組みました。
本年1月に行われた学位審査にて研究成果を発表し、同年3月に修士の学位を受領しました。
また矢崎さんは在学中、臨床工学技士の国家試験にも合格し、大学院での経験を企業でも活すべく医療機器メーカーへの内定も獲得しました。

写真:卒業に際し記念写真
(左から田村功一主任教授、矢崎裕大さん、小豆島健護助教)

欧州高血圧学会と国際高血圧学会が合同開催(JOINT MEETING ESH-ISH 2021)され,循環器・腎臓・高血圧内科学教室から,一般演題(口演)2演題の発表がありました

2021.04.16
JOINT MEETING ESH-ISH 2021が,会期2021年4月11―14日,WEB開催されました.
循環器・腎臓・高血圧内科学教室からは,一般演題(口演)2演題の発表がありました.

演題名:RECEPTOR INTERACTING MOLECULE ATRAP AS MODULATOR OF RENAL SODIUM HANDLING AND PATHOLOGICAL BLOOD PRESSURE RESPONSE
発表者:田村 功一 主任教授

演題名:EFFECTS OF DAPAGLIFLOZIN IN HIGH AND LOW DIETARY SALT INTAKE PATIENTS WITH ALBUMINURIC DIABETIC KIDNEY DISEASE: A SUBANALYSIS OF THE Y-AIDA STUDY
発表者:金口 翔 助教

横浜市立大学附属市民総合医療センターの小西正紹医師らの総説がCurrent Heart Failure Review誌にオンライン掲載されました。

2021.04.13
横浜市立大学附属市民総合医療センター(現所属:横浜市立大学附属病院)の小西正紹講師らの総説がCurrent Heart Failure Review誌に4月9日オンライン掲載されました。

Title:
Multidomain Frailty in Heart Failure: Current Status and Future Perspectives

Shinya Tanaka, Masashi Yamashita, Hiroshi Saito, Kentaro Kamiya, Daichi Maeda, Masaaki Konishi, Yuya Matsue

高齢者にしばしばみられる「フレイル」は身体能力だけでなく社会的、精神的な面からの評価も重要です。
横浜市立大学附属市民総合医療センターも中心的な役割を果たし昨年結果が発表されたFRAGILE-HF研究の内容を中心に、今までの重要な研究論文100編以上を参照し今後の治療、研究への見通しを示した重要な総説論文です。

第85回日本循環器学会学術集会において循環器・腎臓・高血圧内科学教室から、シンポジウム5演題、一般演題22演題の合計27演題の講演・発表がありました

2021.04.12
第85回日本循環器学会学術集会が、会期2021年 3月26日~28日、会場パシフィコ横浜アネックスホール、ノースにてハイブリッド開催されました。
循環器・腎臓・高血圧内科学教室からは、シンポジウム5演題、一般演題22演題の合計27演題の講演・発表がありました。
シンポジウム5演題は以下の通りです。

会長特別企画7 臓器連関と心血管腎臓病
SS07-1 Receptor-binding Molecule ATRAP in Cardiovascular and Renal Disease
田村功一(横浜市立大学循環器・腎臓・高血圧内科学)

Featured Research Session 1
FRS1-1 Impact of Early Intervention with Alogliptin on Coronary Plaque Regression and Stabilization in Patients with Acute Coronary Syndromes
Shinnosuke Kikuchi(Division of Cardiology, Yokohama City University Medical Center, Yokohama)

会長特別企画13 急性心筋梗塞の急性期医療(搬送体制含む)
SS13-2 Clinical Implications of ECG Findings at Presentation in Patients with ST-segment Elevation Acute Myocardial Infarction Undergoing Reperfusion Therapy
小菅雅美(横浜市立大学市民総合医療センター心臓血管センター)

シンポジウム8 医師偏在へき地医療の現状と解決への取り組み8:00-9:30
SY08-1 Impact of Population Density on In-hospital Mortality in Acute Myocardial Infarction and Heart Failure: Insights from JROAD-DPC Dataset
小西正紹(横浜市立大学循環器・腎臓・高血圧内科学)

Symposium14 Treatment Strategy for Severe AMI 9:45-11:15
SY14-1 Clinical Characteristics and Treatment Perspective of Rapidly Progressive and Extensive Anterior Myocardial Infarction
Kozo Okada(Division of Cardiology, Yokohama City University Medical Center, Yokohama)

横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 松澤泰志 講師、同 岡田興造 講師、横浜市立大学附属病院 循環器内科/生理機能検査室 上村大輔 助教、腎臓・高血圧内科 小豆島健護 助教、の4名に令和3年度日本学術振興会科学研究費(科研費)交付が新規に内定!

2021.04.09
循環器・腎臓・高血圧内科学教室から、市民総合医療センター 心臓血管センター内科 松澤泰志 講師(基盤研究C)、同 岡田興造 講師(基盤研究C)、横浜市立大学附属病院 循環器内科/生理機能検査室 上村大輔 助教(基盤研究C)、腎臓・高血圧内科 小豆島健護 助教(若手研究)、の4名に対しまして、令和3年度日本学術振興会科学研究費(科研費)交付が新規に内定しました。
今回は、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の循環器Gから3名、腎臓・高血圧Gから1名の科研費交付の新規内定となります。

科学研究費助成事業|日本学術振興会: https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/

横浜市立大学附属市民総合医療センターの小西正紹医師らの研究がTherapeutic Apheresis and Dialysis誌にオンライン掲載されました。

2021.04.07
横浜市立大学附属市民総合医療センター(現所属:横浜市立大学附属病院)の小西正紹講師らの研究がTherapeutic Apheresis and Dialysis誌に4月5日オンライン掲載されました。

Title:
Infrequent use of nighttime dialysis for emergency admission due to worsening heart failure in patients on maintenance hemodialysis

Naoki Aizawa, Masaaki Konishi, Takeshi Kitai, Yuta Tsujisaka, Yuichi Kawase, Noriaki Shimada, Kouichi Tamura, Kazuo Kimura, Yusuke Ohya

透析患者の急性心不全の大部分は夜間すぐに透析を開始しなくても、酸素吸入、陽圧換気や血管拡張薬を使用することで日中の透析開始時刻まで治療することができます。
夜間に透析を開始するためには多くの人手を要しますので、限られた医療資源を有効に活用するために重要な知見となります。

横浜市立大学附属病院の小西正紹講師らの研究がJAMDA誌にオンライン掲載されました。

2021.04.02
横浜市立大学附属病院の小西正紹講師らの研究がJAMDA誌に3月27日オンライン掲載されました。

Title:
Validity and Utility of the Questionnaire-based FRAIL Scale in Older Patients With Heart Failure: Findings From the FRAGILE-HF

Kohei Nozaki, Kentaro Kamiya, Nobuaki Hamazaki, Hiroshi Saito, Kazuya Saito, Yuki Ogasahara, Emi Maekawa, Masaaki Konishi, Takeshi Kitai, Kentaro Iwata, Kentaro Jujo, Hiroshi Wada, Takatoshi Kasai, Hirofumi Nagamatsu, Tetsuya Ozawa, Katsuya Izawa, Shuhei Yamamoto, Naoki Aizawa, Akihiro Makino, Kazuhiro Oka, Shin-ichi Momomura, Nobuyuki Kagiyama, Yuya Matsue

https://doi.org/10.1016/j.jamda.2021.02.025

心不全患者に多くみられるフレイルを質問票のみで簡易に診断でき、得られた結果は予後予測に有用であったという内容の論文です。

涌井広道講師が、日本透析医会の研究助成者に決定しました。

2021.03.31
涌井広道講師が、公益社団法人 日本透析医会の令和2年度の公募研究助成に選出されました。

日本透析医会では、適正な人工透析療法の普及、技術の向上及び腎不全医療(特に透析医療)を推進するための学術研究に対して、助成を実施しています。
今回、多数の応募の中から厳正なる審査の結果、当教室の研究が採択されました。

日本透析医会ホームページ
日本透析医会(トップページ) http://www.touseki-ikai.or.jp

横浜市立大学附属病院がビンダケル導入施設に認定されました

2021.03.23
横浜市立大学附属病院は、トランスサイレチン型心アミロイドーシス治療薬ビンダケル(一般名 タファミジスメグルミン)の導入施設として日本循環器学会より認定されました。
県内では数少ない導入施設となっています。
ビンダケルは2018年9月にNew England Journal of Medicineに掲載されたATTR-ACT試験の臨床試験結果に基づき、2019年3月に適応拡大され変異型に加えて野生型を含むトランスサイレチン型心アミロイドーシス治療薬として承認されました。
心不全の患者様へのより良い治療の提供が可能となります。

循環器・腎臓・高血圧内科学の小豆島健護助教が横浜市立大学医学会「医学研究奨励賞」を受賞!

2021.03.21
循環器・腎臓・高血圧内科学の小豆島健護助教が横浜市立大学医学会「医学研究奨励賞」を受賞しました!本奨励賞は横浜市立大学医学会員の研究活動を活発化し、医学研究の進歩への大きな貢献を促す目的で設置されたものであり、先端医科学分野の進歩に貢献し、独創的で更なる発展が期待される研究に意欲的に従事する若手研究者に贈られるものです。
 本研究課題は、小豆島健護助教、涌井広道講師、田村功一主任教授らの研究グループ(GR)が世界に先駆けて発見したアンジオテンシン受容体結合蛋白ATRAPに関するもので、これまでの研究成果、および今後は生活習慣病に対する新たな治療法へと発展する可能性が高いことが評価され、今回の受賞に至りました。

研究課題名:
機能選択的レニン・アンジオテンシン系(RAS)調節による新規生活習慣病治療法の探求

横浜市立大学医学会WEBサイト:
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~igakukai/index.html


写真:2020年度 横浜市立大学医学会賞・医学研究奨励賞 受賞者報告書


循環器・腎臓・高血圧内科学 小豆島健護助教の研究課題が、公益財団法人 上原記念生命科学財団の「研究奨励金」に採択されました

2021.03.20
循環器・腎臓・高血圧内科学 小豆島健護助教の糖尿病性腎症に関する研究課題が、公益財団法人 上原記念生命科学財団の「研究奨励金」に採択されました。
本研究助成金は、生命科学、特に健康の増進、疾病の予防および治療に関連する研究に意欲的に従事する日本在住の若手研究者に助成されるものです。
小豆島健護助教は2020年3月までDuke-NUS Medical School(シンガポール)のThomas Coffman教授の研究室に日本学術振興会の海外特別研究員として留学されました。
本研究課題も留学先の研究室との共同研究に関するもので、今後の展開がますます期待されます。

上原記念生命科学財団 WEBサイト:
https://www.ueharazaidan.or.jp/

写真:田村功一主任教授(左)と小豆島健護助教(右)


第24回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(Cardiovascular and Metabolic Week 2020 心血管代謝週間)が2021年3月12日~13日に開催され、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の研究グループGRから2演題の発表を行いました

2021.03.20
COVID-19の影響で延期となっていた「第24回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(Cardiovascular and Metabolic Week 2020 心血管代謝週間)」が2021年3月12日~13日に開催され、ライブ・オンデマンド配信されました。
田村功一主任教授が座長を務めたほか、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の研究グループGRから2演題が採択され発表を行いました。
ライブ配信では心血管腎臓学、高血圧学、代謝・内分泌学分野の臨床医や研究者の間で活発な議論が行われとても盛況でした。
なお、同学会のオンデマンド配信は2021年3月22日~4月5日まで行われる予定です。

研究成果発表:
・YIA候補演題Ⅱ
「Effects of adipose angiotensin II type 1 receptor-associated protein on diet-induced obesity and insulin resistance in mice」
小豆島 健護 助教

・一般演題2
「Effect of ARB on pulmonary ACE2 expression in CKD model mice」
 塚本 俊一郎 大学院生

・「一般演題1」セッション座長
 田村 功一 主任教授

CVMW2020心血管代謝週間 WEBサイト: https://www.c-linkage.co.jp/cvmw2020/index.html

横浜市立大学附属市民総合医療センター佐藤亮佑医師が海外留学補助金を獲得されました。

2021.03.06
横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科の佐藤亮佑医師が「第34回日本心臓財団・バイエル薬品海外留学助成」を受賞されました。

採択研究課題:虚血性心疾患におけるサルコペニア、サルコペニア肥満および栄養障害の関与
留学先:ゲッティンゲン大学(ドイツ)

横浜市立大学附属病院の小西正紹助教による、医師の働き方改革に関する事例報告が日本医療マネジメント学会雑誌に掲載されました。

2021.03.05
横浜市立大学附属病院の小西正紹助教による、医師の働き方改革に関する事例報告が日本医療マネジメント学会雑誌第21巻第4号(2021年3月)に掲載されました。

http://jhm.umin.jp/index-journal.html
http://jhm.umin.jp/jhm50/journal/vol21/vol21no4j05.html


タイトル:
循環器内科診療における時間外労働-完全主治医制から複数主治医制へ-

小西正紹

文部科学省選定「 課題解決型高度医療人材養成プログラム」採択事業である病院変革人材育成「Y C U 病院経営マネジメントプログラム」を履修した小西正紹助教が、プログラム内で行われた特別研究の結果をもとにまとめた事例報告です。
社会的な問題となっている医師の働き方改革に関して、実際の病院内の状況をアンケート調査し対応をシミュレーションした内容になっており、各病院で働き方改革を進める際の参考となる重要な結果です。

第259回 日本循環器学会 関東甲信越地方会(会期 2021年2月13日(土)~2月15日(月); 会長 田村功一 主任教授)を開催します(オンライン参加登録受付中!)

2021.02.12
当教室主催の日本循環器学会 第259回関東甲信越地方会(Web開催: オンデマンド配信+ライブ配信)のご案内です。

日時: 2021年2月13日(土)~2月15日(月)
開催形式: 完全Web開催(オンデマンド配信+ライブ配信)
会長: 田村 功一 (横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学)


学会WEB site:
http://www2.convention.co.jp/jcs-kanto/chihoukai/kanto_259.html

学会プログラム:
http://www2.convention.co.jp/jcs-kanto/chihoukai/pdf/259_program.pdf

(プログラムの一部を紹介します)

1. 教育セッションI 【オンデマンド配信】: 心房細動を合併した冠動脈疾患患者の抗血栓療法
座長 (横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター) 松澤 泰志

* 心房細動を合併した冠動脈疾患患者の出血リスクと血栓リスク〜 AFIRE研究主論文結果〜
(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター) 松澤 泰志、木村 一雄
(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 田村 功一

* 心房細動を合併した冠動脈疾患患者の抗血栓療法:日本の現状と今後
(国立病院機構京都医療センター 循環器内科) 赤尾 昌治

* 心房細動を合併した冠動脈疾患に対するインターベンション治療戦略
(九州大学病院 循環器内科)  的場 哲哉

* 心房細動合併冠動脈疾患の抗血栓療法における出血の重要性
(熊本大学 循環器内科)  海北 幸一
(熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学)  辻田 賢一

2. 教育セッションII 【オンデマンド配信】 : 肺高血圧症治療薬を整理する
座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 菅野 晃靖

* Introduction
(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学)  小村 直弘

* 肺高血圧治療薬開発の歴史と予後の改善 早期併用療法時代の課題
(三保町内科・循環器クリニック) 小野 文明

* NO-cGMP系薬の特徴と使い分け
(杏林大学医学部 循環器内科学) 伊波 巧

* ERA系薬(ボセンタン、アンブリセンタン、マシテンタン)の概要、使い分け
(国際医療福祉大学成田病院 循環器内科)  杉村宏一郎

* プロスタサイクリン系薬剤の概要及びその使い分け
(東京大学大学院医学系研究科 重症心不全治療開発講座)  波多野 将

* 開発中の肺高血圧症治療薬と今後の展望
(国際医療福祉大学三田病院 肺高血圧症センター) 田村 雄一

3. 会長企画セッション 【オンデマンド配信】 : COVID-19と心血管腎臓病
座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 田村 功一

* 国の難病対策の動向、難病のゲノム医療の推進、また腎疾患対策等について
(厚生労働省 健康局難病対策課)  谷口 倫子

* 循環器救急医からのコロナ対応最前線―医療崩壊を防ぐには重症度・緊急度からみた層別化がキーとなる
(横浜市立大学 高度救命救急センター /外傷・ECMOセンター)  竹内 一郎

* 新型コロナウイルスに対するワクチン開発
(大阪大学 医学系研究科健康発達医学寄附講座)  中神 啓徳

* With Covid-19時代の心臓植込みデバイス管理 “遠隔モニタリング”を再考する
(横浜南共済病院 循環器内科)  鈴木 誠

* コロナ時代の高血圧マネージメント
(国際医療福祉大学医学部 臨床検査医学)  下澤 達雄

4. 研修医セッション 【オンデマンド配信】: 循環器サブスペシャリティ up to date
座長 (横浜市立大学附属病院 循環器・腎臓・高血圧内科学) 小西 正紹

* 急性冠症候群初期診療のコツ
(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科)  前島 信彦

* 心エコー図検査をはじめるにあたって
(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター)  岩橋 徳明

* 最も出会う不整脈「心房細動」
(横浜市立大学附属病院 循環器・腎臓・高血圧内科学)  細田 順也

* 心不全診療のコツと落とし穴
(横浜市立大学附属病院 循環器・腎臓・高血圧内科学)  小西 正紹

5. Awardセッション 【2月14日(日): ライブ配信】

* Student Award  10:00-10:50
* Resident Award  12:00-12:50
* Clinical Research Award  14:00-14:50
* Case Report Award 16:00-16:50

6. スポンサードセミナー 【2月13日(土)・14日(日): ライブ配信】

* スポンサードセミナーⅠ 

【Live配信】 2月13日(土) 10:00-10:45 共催:第一三共株式会社

座長 (横浜市立大学附属病院  循環器内科) 菅野 晃靖

心疾患を考慮した高血圧治療〜MR阻害の意義と臨床への応用〜

(信州大学医学部 循環器内科学教室) 桑原宏一郎

* スポンサードセミナーⅡ 

【Live配信】 2月13日(土) 11:00-11:45 共催:バイエル薬品株式会社

座長 (国際医療福祉大学 医学部 循環器内科) 田村 雄一

日本におけるがん関連VTEへのDOAC治療 -目指せ!! 治療の標準化 -

(横浜市立大学附属病院 循環器内科) 荻野  尭

* スポンサードセミナーⅢ 

【Live配信】 2月13日(土) 12:00-12:45 共催:大塚製薬株式会社

座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 田村 功一

エビデンスから考えるTolvaptanの位置づけ

(東京大学大学院医学系研究科 先進循環器病学) 藤生 克仁

循環器トピックス -基本法とCOVID19-

(東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学) 小室 一成

* スポンサードセミナーⅣ 

【Live配信】 2月13日(土) 13:00-13:45 共催:田辺三菱製薬株式会社

座長 (群馬大学大学院医学系研究科 内科学講座 循環器内科学) 倉林 正彦

CKD治療の最新の話題 〜新しいHIF-PH阻害薬を中心に〜

(横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科) 平和 伸仁

* スポンサードセミナーⅤ 

【Live配信】 2月13日(土) 14:00-14:45 共催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社/日本イーライリリー株式会社

座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 細田 順也

腎-脳-心連関から糖尿病と心不全の病態に迫る

(慶應義塾大学医学部 循環器内科) 佐野 元昭

* スポンサードセミナーⅥ 

【Live配信】 2月13日(土) 15:00-15:45 共催:アムジェン株式会社

座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 菅野 晃靖

レジストリーデータからみるACSの今後の課題

(昭和大学藤が丘病院 循環器内科) 鈴木  洋

* スポンサードセミナーⅦ 

【Live配信】 2月13日(土) 16:00-16:45 共催:アストラゼネカ株式会社/小野薬品工業株式会社

座長 (東海大学医学部 内科学系循環器内科学) 伊苅 裕二

心不全治療の新展開 〜最新のエビデンスを読む〜

(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 小西 正紹

* スポンサードセミナーⅧ 

【Live配信】 2月13日(土) 17:00-17:45 共催:ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社/ファイザー株式会社

座長 (聖マリアンナ医科大学 循環器内科) 明石 嘉浩

高齢心房細動患者へのDOAC安全投与 〜on labelと次の一手〜

(公益財団法人 心臓血管研究所) 鈴木 信也

* スポンサードセミナーⅨ 

【Live配信】 2月14日(日) 13:00-13:45 共催:武田薬品工業株式会社

座長 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学) 石上 友章

循環器領域における抗血栓療法と消化管出血の対策 〜心房細動に対する新たなアプローチを含めて〜

(東邦大学医療センタ―大橋病院 循環器内科) 原  英彦

* スポンサードセミナーⅩ 

【Live配信】 2月14日(日) 15:00-15:45 共催:持田製薬株式会社

座長 (横浜南共済病院 循環器内科) 鈴木  誠

尿酸コントロールと腎保護 〜SURIへの期待〜

(帝京大学ちば総合医療センター 腎臓内科) 寺脇 博之


などの企画セッションや一般演題・症例報告など盛り沢山の内容です! ぜひ、ご参加ください!!

参加登録: 参加登録期間:1月25日(月)正午~2月15日(月) 23:55
参加費 会員:3,000円
初期・後期研修医、コメディカル:1,000円
医学部学生:無料
参加証・領収書につきましては、お支払完了後、参加登録して頂いたアドレス宛にメール添付にてお送りしております。

オンライン参加登録サイト:  https://www.kazasdake.com/case5/user/entry.html?event=3GGDSBfa00340



お問合せ先:
日本循環器学会関東甲信越地方会 運営事務局
株式会社ジェーシーエス・コミュニケーションズ 内
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-12-10 四国第二ビル
TEL:03-4346-5496
E-mail:jcs-unei@jcs-c.com

第259回関東甲信越地方会
会長:田村 功一
(横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)

循環器・腎臓・高血圧内科学の川井有紀大学院生らの研究成果が、Journal of Clinical Hypertension誌に掲載されました!

2021.01.30
循環器・腎臓・高血圧内科学の川井有紀大学院生、戸谷義幸准教授(附属病院血液浄化センター長)、涌井広道講師、藤川哲也客員准教授、田村功一主任教授らは、医療法人社団厚済会との共同研究により、血液透析患者の腎性貧血治療における赤血球造血刺激因子製剤の投与間隔に関するランダム化比較試験を実施しました。
研究成果はJournal of Clinical Hypertension誌に発表されました(2021年1月22日オンライン掲載)。

研究グループは、腎性貧血を有する血液透析患者120名を対象に、長時間作用型赤血球造血因子製剤であるCERA(continuous erythropoietin receptor activator)の週1回投与と2週間に1回投与の投与間隔の違いが、総投与量と鉄代謝動態に与える影響を比較検討しました。
その結果、CERAの週1回投与は2週間に1回投与と比較して、総投与量には差がなく、目標ヘモグロビン値を維持できることが明らかにされました。

掲載論文:Comparison of the effects of weekly and biweekly intravenous CERA administration on erythropoiesis: A randomized controlled trial. Yuki Kawai, Yoshiyuki Toya, Hiromichi Wakui, Tetsuya Fujikawa, Eiko Ueda, Kengo Azushima, Hiroshi Mitsuhashi, Tomoyuki Kawano, Tadashi Kuji, Satoshi Yamaguchi, Toshimasa Ohnishi, Kouichi Tamura. J Clin Hypertens (Greenwich). 2021 Jan 22. doi: 10.1111/jch.14171.
*本研究は医療法人社団厚済会との共同により、特定臨床研究として実施されました。

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR 腎臓・高血圧内科)の石井健夫大学院生,熊谷知博大学院生らが,株式会社三和化学研究所との共同研究により,マウス アリストロキア酸腎障害モデルをもちいて,キサンチンオキシドレダクターゼ(XOR)と腎組織障害との関連について発表

2021.01.27
循環器・腎臓・高血圧内科学の石井健夫大学院生,熊谷知博大学院生,涌井広道講師,田村功一主任教授ら(GR)が,三和化学研究所(株)との共同研究により,マウス アリストロキア酸腎障害モデルにおけるキサンチンオキシドレダクターゼ(XOR)と腎組織障害との関連について明らかにしましました.
研究成果は,FEBS PRESS(国際学術雑誌 FEBS Opne Bio)』に発表されました。

キサンチンオキシドレダクターゼ(XOR)は生体内に広く存在し、プリン体およびエネルギー代謝を触媒する酵素ですが、殺菌にも関与し病的な状態では組織酸化ストレスを誘導することが知られています。
これまで研究グループは,血液透析患者においてキサンチンオキシドレダクターゼ(XOR)阻害薬の生命予後にたいする改善効果について報告してきました。
(Sci Rep 2017 Oct 25;7(1):14004. DOI: 10.1038/s41598-017-13970-4 Evaluation of the Effectiveness of Xanthine Oxidoreductase Inhibitors on Haemodialysis Patients using a Marginal Structural Model Takeo Ishii 1 2, Masataka Taguri 3, Kouichi Tamura 4, Kunio Oyama 5).
しかしながら,慢性腎臓病においては,腎組織障害にXORがどのように寄与しているかはよくわかっていませんでした.

今回,研究グループは,アリストロキア酸マウス慢性腎障害モデルの作製に成功し,組織XOR活性や繊維化および詳細な検討を行った結果,腎臓特異的に XORが上昇し,低酸素誘導因子HIF-1α,NADPHオキシダーゼなどの酸化ストレスマーカー,TGFβやCollagen1などの繊維化誘導因子の遺伝子発現が同時に亢進しており,アリストロキア酸による組織低酸素などをきっかけにXORが惹起され、組織酸化ストレスおよび繊維化の増悪にXORが関与している可能性が高いことを明らかにしました.

その一方で,今まで報告されてきたXORと脂質合成の関与についてはXORが脂質合成を亢進させるのではなく腎障害の代償機転として亢進している事を明らかにしました.
研究グループは今回作製に成功したアリストロキア酸腎障害マウスモデルをもちいて,XOR阻害の介入や遺伝子改変マウスを用いた検討を行うなど,今後のさらなる研究展開が期待されます.

*本研究は株式会社三和化学研究所との共同研究として実施され,日本学術振興会科学研究費,ソルト・サイエンス研究財団医学プロジェクト研究助成,AMED循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業/腎疾患実用化研究事業,AMED革新的医療技術創出拠点プロジェクト/橋渡し研究戦略的推進プログラム,横浜市立大学かもめプロジェクトなどによる助成を受けて行われました.

掲載論文:FEBS Open Bio
. 2021 Jan 15.
DOI: 10.1002/2211-5463.13083
Tissue xanthine oxidoreductase activity in a mouse model of aristolochic acid nephropathy
Takeo Ishii 1 2, Tomohiro Kumagae 1 3, Hiromichi Wakui 1, Shingo Urate 1, Shohei Tanaka 1, Eriko Abe 1, Toru Suzuki 1, Takahiro Yamaji 1, Sho Kinguchi 1, Ryu Kobayashi 1, Kotaro Haruhara 1, Takashi Nakamura 4, Shuzo Kobayashi 1 3, Kouichi Tamura 1

FEBS Open Bio ホームページ: https://febs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/2211-5463.13083

第259回 日本循環器学会 関東甲信越地方会(会長: 田村功一 主任教授)のご案内(オンライン参加登録受付中: 2021年1月25日(火)正午~2月15日(月)23:55 まで)

2021.01.26
2021年2月13日(土)~2月15日(月) に開催されます『日本循環器学会 第259回関東甲信越地方会のご案内(Web開催:オンデマンド配信+ライブ配信)』のオンライン参加登録受付中です。

本会は、田村功一主任教授が会長を務めますので、ぜひご参加(ご登録)ください。
どうぞよろしくお願いします。

日本循環器学会 第259回関東甲信越地方会のご案内(Web開催: オンデマンド配信+ライブ配信)
WEB site: http://www2.convention.co.jp/jcs-kanto/chihoukai/kanto_259.html 日時: 2021年2月13日(土)~2月15日(月)
開催形式: 完全Web開催(オンデマンド配信+ライブ配信)
会長: 田村 功一 (横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学)

プログラム: いましばらくお待ちください。
(教育セッション、研修医セッション、主題セッション(学術委員会企画セッション、成人先天心セッション、会長企画セッション「心血管腎臓病とCOVID-19)」)、一般演題、Awardセッション、共催セミナーを開催予定)

参加登録: 参加登録期間:1月25日(月)正午~2月15日(月) 23:55
参加費 会員:3,000円
初期・後期研修医、コメディカル:1,000円
医学部学生:無料
参加証・領収書につきましては、お支払完了後、参加登録して頂いたアドレス宛にメール添付にてお送りしております。
オンライン参加登録: https://www.kazasdake.com/case5/user/entry.html?event=3GGDSBfa00340


地方会参加単位、教育セッション単位:
地方会の参加単位、教育セッション単位の付与は以下の通りといたします。

・地方会参加単位(5単位必修)
オンライン参加登録後、259回web開催サイトにログインされた方に、地方会参加単位を付与いたします。
(ログイン記録をもって地方会参加単位が認定されます。
後日、認定された専門医は日本循環器学会の会員ポータルサイトよりご自身の単位を確認することができます。)

・教育セッション単位(3単位必修)
オンライン参加登録後、教育セッションを視聴していただいた方に、教育セッション単位を付与いたします。
(視聴記録をもって、後日、認定された専門医は日本循環器学会の会員ポータルサイトよりご自身の単位を確認することができます。)

※一回の地方会にて取得可能な教育セッション単位は「3単位」まででございます。
今回、教育セッションは2セッションございますが、両セッションを閲覧頂きましても、付与されます教育セッション単位は「3単位」のみでございます。


お問合せ先:
日本循環器学会関東甲信越地方会 運営事務局
株式会社ジェーシーエス・コミュニケーションズ 内
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-12-10 四国第二ビル
TEL:03-4346-5496
E-mail:jcs-unei@jcs-c.com

第259回関東甲信越地方会
会長:田村 功一
(横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)

横浜市立大学附属病院の小西正紹助教らの研究がClinical Nutrition誌にオンライン掲載されました。

2021.01.25
横浜市立大学附属病院の小西正紹助教らの研究がClinical Nutrition誌に1月22日オンライン掲載されました。

Title:
Prevalence and prognostic implications of malnutrition as defined by GLIM criteria in elderly patients with heart failure

Susumu Hirose, Yuya Matsue, Kentaro Kamiya, Nobuyuki Kagiyama, Masaru Hiki, Taishi Dotare, Tsutomu Sunayama, Masaaki Konishi, Hiroshi Saito, Kazuya Saito, Yuki Ogasahara, Emi Maekawa, Takeshi Kitai, Kentaro Iwata, Kentaro Jujo, Hiroshi Wada, Takatoshi Kasai, Shin-ichi Momomura, Tohru Minamino

https://doi.org/10.1016/j.clnu.2021.01.014
新たな低栄養の国際的なコンセンサスが得られている基準であるGLIM criteriaを用い、高齢心不全患者において低栄養の頻度、予後との関係を調査した論文です。

横浜市立大学附属病院の小西正紹助教らの研究がAm J Cadiol誌にオンライン掲載されました。

2021.01.20
横浜市立大学附属病院の小西正紹助教らの研究がAm J Cardiol誌に1月14日オンライン掲載されました。

Title :
Early Initiation of Feeding and In-hospital Outcomes in Patients Hospitalized for Acute Heart Failure

Hidehiro Kaneko, Hidetaka Itoh, Kojiro Morita, Tadafumi Sugimoto, Masaaki Konishi, Kentaro Kamiya, Hiroyuki Kiriyama, Tatsuya Kamon, Katsuhito Fujiu, Nobuaki Michihata, Taisuke Jo, Norifumi Takeda, Hiroyuki Morita, Hideo Yasunaga, Issei Komuro

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0002914921000400?via%3Dihub
急性心不全による入院時にはしばしば「とりあえず絶食」にしてしまうことがありますが、食事を早期に再開した症例では院内死亡率が低いことが、40万例以上のDPCデータを解析した研究で明らかになりました。

横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科 金口翔助教が,推定Na摂取量と糖尿病性腎臓病に対するSGLT2阻害薬の効果との関連性について,Scientific Reports誌に報告!

2021.01.18
腎臓・高血圧内科 金口翔助教,涌井広道講師,田村功一主任教授らの研究グループは,推定Na摂取量と糖尿病性腎臓病DKDに対するSGLT2阻害薬の効果との関連性について解析し,Scientific Reports誌に報告しました.

当研究グループは,これまでに内分泌・糖尿病内科と臨床統計学教室との共同研究として,多施設前向き介入試験Y-AIDA試験を行い,DKD患者(推定糸球体濾過値 (eGFR) ≧45ml/min/1.73m2, 尿中アルブミン・クレアチニン比 (UACR) ≧30mg/gCr)に,SGLT2阻害薬ダパグリフロジンを24週間投与したところ,ダパグリフロジンは有意にUACRと家庭血圧関連指標を改善したことを報告しています.
(Cardiovasc Diabetol. 2019).
今回の解析はY-AIDA試験のサブ解析として実施されました.

高食塩摂取は血圧を上昇させるとともに,従来より使用されているアンジオテンシン受容体拮抗薬の腎保護効果を減弱させることが報告されています.
その一方で,SGLT2阻害薬の重要な作用メカニズムとしてNa利尿作用が知られています.
そこで,Y-AIDA試験に参加した患者様の内,84人のDKD患者様をベースラインの尿Na/Cr比の中央値を用いて高Na摂取群と低Na摂取群に分け,ダパグリフロジンのUACR,家庭血圧,eGFRへの効果について比較検討を行いました.

その結果,ダパグリフロジン投与24週間後,ベースラインからのUACRの減少量は2群間で同等であり,反対に,就寝前家庭血圧とeGFRのベースラインからの減少量は高Na摂取群で低Na摂取群よりも有意に大きい結果でした.

以上のことから,高Na摂取群では低Na摂取群よりも,ダパグリフロジン投与による家庭血圧改善効果が大きく、eGFRのより大きな減少を伴っていることから,ダパグリフロジンが高食塩摂取による相対的糸球体過剰濾過を改善する可能性が示唆されました.

掲載論文:Relationship between basal sodium intake and the effects of dapagliflozin in albuminuric diabetic kidney disease. Sho Kinguchi, Hiromichi Wakui, Yuzuru Ito, Yoshinobu Kondo, Kengo Azushima, Uru Osada, Tadashi Yamakawa, Tamio Iwamoto, Jun Yutoh, Toshihiro Misumi, Gen Yasuda, Taishi Yoshii, Kotaro Haruhara, Yusuke Kobayashi, Takeharu Yamanaka, Yasuo Terauchi, Kouichi Tamura. Sci Rep. 2021; 11(1): 951. doi: 10.1038/s41598-020-79687-z.

循環器・腎臓・高血圧内科学教室 山田貴之医師らが、国際共同研究により、糖尿病および慢性腎臓病患者に対する糖尿病治療薬2種の予防効果の違いを発見~Cardiovascular Diabetology誌に掲載~

2021.01.15
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室の山田貴之医師(Mount Sinai Beth Israel留学中)、涌井広道講師、小豆島健護助教、田村功一主任教授らの研究グループ(GR)は、Mount Sinai Beth Israel病院内科のDr. Bhallaらとの共同研究により、糖尿病(Diabetes mellitus:DM)および慢性腎臓病(Chronic kidney disease:CKD)患者において、Sodium-glucose cotransporter-2阻害剤(SGLT-2i)とGlucagon-like-peptide-1受容体アゴニスト(GLP-1 RAs)の2種の糖尿病治療薬が、心血管イベント(心筋梗塞や脳卒中など)や腎イベント(腎機能悪化、透析導入、マクロアルブミン尿など)の予防にどの様な効果を示すのかを比較しました。
その結果、SGLT-2iはプラセボに比べて心血管および腎イベントを有意に減らした上、腎イベントはGLP-1 RAsに対して有意に少ないことを明らかにしました。
本研究は、『Cardiovascular Diabetology』に掲載されました。
(1月7日付オンライン掲載)

研究の背景
糖尿病(DM)は患者の数が多く、公衆衛生の大きな問題となっています。
その上、DMは慢性腎臓病(CKD)の最大のリスク因子であり、アメリカではCKD患者の約36%がDMによるものと考えられています。
DMおよびCKDは末期腎不全(ESRD)のリスクになるのみならず、心血管疾患のリスクを大きく増加させます。
そのためDM、CKDの患者で心血管イベントの予防およびCKD進行の予防は重要になります。
Sodium-glucose cotransporter-2阻害剤(SGLT-2i)とGlucagon-like-peptide-1受容体アゴニスト(GLP-1 RAs)はともに比較的新しい糖尿病治療薬として知られています。
SGLT-2iは腎尿細管でのグルコース吸収阻害することで、GLP-1 RAsはグルコース依存性のインスリン分泌を促すことで血糖値を低下させます。
どちらも心血管イベントおよび腎イベントを減らすという報告があり、2020年のアメリカ糖尿病学会はSGLT-2iとGLP-1 RAsを糖尿病かつ動脈硬化性心血管疾患や腎疾患のある患者に推奨しています。
しかし、DM、CKDの患者にどちらがより予防効果があるかに関する研究は未だに進んでおりません。

研究の内容
研究グループは、医学研究に関する文献や情報等のデータベースであるPubmed, Embase, Cochrane Libraryで2020年11月までに発表された論文のうち、DM患者に対して治療群(SGLT-2iまたはGLP-1RAs)とプラセボで心血管イベント)または腎イベント(腎機能悪化、透析導入、腎臓関連死、マクロアルブミン尿など)を調査したランダム化比較試験(RCT)を検索し、解析に用いることのできる13の論文を得ました。
各論文に記されているイベント数からリスク比(RR)と95%信頼区間(95% CI)を計算し、ネットワークメタ解析を行いました。
GLP-1 RAsの中でのサブクラス(GLP-1アナログおよびExendin-4アナログ)、GLP-1 RAsの投与頻度(1日1回または週に1回)で感度分析を行いました。
SGLT-2iはプラセボに比べて心血管イベントおよび腎イベントを有意に減らしました(RR [95 %CI]; 0.85 [0.75-0.96]、0.68 [0.59-0.78])。
その一方で、GLP-1 RAsは心血管イベント、腎イベントともに有意差を認めませんでした(RR 0.91 [0.80-1.04]、0.86 [0.72-1.03])。
SGLT-2iとGLP-1 RAsを比較した場合、心血管イベントでは有意差はありませんでしたが(RR 0.94 [0.78-1.12])、腎イベントはSGLT-2iの方が有意に低いことが明らかになりました(RR 0.79 [0.63-0.99])。
感度分析ではGLP-1アナログが心血管イベントを減らし(RR 0.81 [0.69-0.95])、腎イベントも減らす傾向が見られた一方(RR 0.82 [0.66-1.01])、Exendin-4アナログはプラセボと比較して心血管イベントで有意差を認めませんでした(RR 1.03 [0.88-1.20])。

今後の展開
本研究はDM, CKD患者において初めて心血管イベント、腎イベントをSGLT-2i、GLP-1 RAsで比較した研究であり、DMの日常診療において、薬剤選択に影響を与えうる研究と言えます。
その上、GLP-1 RAsのサブクラスで予防効果に差異が生じることを示唆した初めての研究であり、GLP-1 RAsのサブクラスに関するさらなる研究を提案する結果となりました。
本研究はネットワークメタ解析による間接的な比較であり、SGLT-2iとGLP-1 RAsを直接比較した試験はこれまでありません。
今後、直接比較試験を行う事で、DM、CKD患者の治療薬に関するさらなる知見を与えることが期待されます。

掲載論文:Cardiovascular and Renal Outcomes with SGLT-2 Inhibitors versus GLP-1 Receptor Agonists in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Chronic Kidney Disease: A Systematic Review and Network Meta-analysis

掲載論文サイトはこちら DOI:https://doi.org/10.1186/s12933-020-01197-z
横浜市立大学トピックスWEBサイト: https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/202101yamada_cad.html

腎臓・高血圧内科 堀米麻里先生の症例報告が、CEN Case Reports誌に掲載されました!

2021.01.11
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科の堀米麻里先生(現所属:国際親善総合病院)らによる、妊娠初期に発症した微小変化型ネフローゼ症候群の症例報告が、CEN Case Reports誌に発表されました(2021年1月6日付オンライン掲載)。


掲載論文:
A case of minimal change nephrotic syndrome with pregnancy
Mari Horigome, Ryu Kobayashi, Masaaki Hanaoka, Sho Kinguchi, Tomohiko Kanaoka, Yoshiyuki Toya, Hiromichi Wakui, Kouichi Tamura

https://doi.org/10.1007/s13730-020-00568-5

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